全国大会県予選の成果(その2)2016年12月06日 21:45

 日曜日の全国大会予選では、投手の頑張りに加え例年のこの時期の内野陣に比べると仕上がりの早い内野陣の活躍は、想像以上でした。

 ファーストを守った馬絹BFの5年生は、1月程前まで内野陣の強い送球が怖いと言っていましたが、11月からの合同練習では常にファーストの守備を任せていたのでかなり安定感が増してきました。キャッチボールの癖で、送球を常に両手で捕る癖が抜けずに体から遠い送球も両手で捕りに行ってしまうので守備範囲が狭くなっていましたが、合同練習で大分解消され徐々に自信がついてきたようでした。この大会ではエラーなしで、低い送球は救い上げアウトをアピールできていましたし、高めの送球はジャンプをして捕球するなど内野陣からの信頼も厚くなってきたように感じました。

 セカンドの5年生は、フライを落球するエラーはありましたがゴロは無難にさばいていましたし、セカンド・ファーストのカバーに走り回っていました。また、この日は三番打者としてチャンスにヒットを打ったりバントを決めたりと頑張っていましたが、もっと守備の安定感を上げてほしい人材です。

 サードの5年生は、ソフトボール経験は1月強といったところですが、野球経験者なので守備のセンスは抜群です。この大会では、サードへの強い打球をお腹で抑えて捕球しアウトにしたり、ショートよりの打球にも俊敏に動きアウトを重ねていました。打撃の方は、まだ、ソフトボールに対応できていない部分があるので、この冬には、ソフトボールの距離感やスピードに対応できるように打力アップを課題に取り組んでほしいですね。

 ショートは4年生に任せていますが、この大会では、三遊間の深い当たりを捕球し遠投気味の送球でしたがファーストアウトをとりましたし、ハーフフライや二遊間のゴロにも無難に対応し安定感が増してきたように感じましたが、こちらも打撃の方をもっと頑張ってくれれば4年生なので言うことはありません。

 そして扇の要の5年生捕手(キャプテン)は、今年1年6年生エースのスピードボールを捕球してきたので実戦の中でかなり守備力が上がってきました。ピッチャーが投じたショートバウンドの投球にも体でボールを捕りに行き後逸は、かなり少なくなっています。また、チェンジアップ等のスリーストライクを落球してもすばやくファーストに送球し振り逃げは1つもありませんでした。また、打撃の方では、第一試合では、もう少しで外野ネットを越えてHRになるあたりを撃つなどパワーのあるところを相手チームに見せつけていました。
◆新キャプテンの5年生捕手
mako

 ウィングスの内野陣(投手・捕手含む)6名は5年4名、4年生2名で構成していますが、守備位置は違いますが全員が東日本大会にも出場した選手なので守備力は、一定レベル以上だと思います。投手のコントロールが安定すれば、来年は、今年以上の成績が望めそうです。