川崎市春季大会の振り返り②(打力)2012年04月11日 20:55

 毎年、春季大会の時期は投手力が今一つのチームが多いので、打力が弱くても四球を足がかりに得点することができるのですが、今年は、好投手が多いのでチーム力の高い有馬ドリームズでも準決勝・決勝では大量点をあげることはできませんでした。

 ウイングスは、昨年のレギュラーで残っているのは1人だけなので、スピード、コントロールの安定している投手を相手にするとなかなか得点することができません。また、6年生も3人しかいませんし、5年生以下は体格的に小さいので6年生投手のスピードボールについていけるか心配していましたが、初戦の野川ポピーズ戦では、やはり経験の長い5年生がショートへの強い当たりで出塁し、最後はキャプテンのファースト横への強い打球が外野を抜けてホームランとなり2点を先制し逃げ切ることができました。

 準決勝の川崎スターガールズ戦でも、初戦で活躍した5年生と6年生にヒットがでましたが、あとが続かず1点しか得点することができませんでした。

 三位決定戦では、馬絹ビューティファイターズの左投手のスピードボールをどうやって攻めようかと思っていましたが、初回に6年生二人の安打と相手のエラーが絡み予想外に2点を先行することができました。一番打ちにくいと思っていた馬絹ビューティーファイターズの投手からヒットで得点できたことは、選手達にとって自信につながったようで、2回以降、全員が思い切ってバットが振れるようになりましたし、打ちたいという意識が前面に出ていたように感じます。

 日頃の練習では、緩い球を打ったり、マシン相手のバッティング練習はしますが、小学生のスピードボールを打つ練習は、なかなかできないのでタイミングを合わすことが難しいようで、早いボールを投げる投手も遅い投手も同じタイミングで打ってしまいがちでしたが、3試合目にして少しずつタイミングの取り方もわかってきたようです。

 バッティングの形(スイング)を作るには素振りと緩いボールをしっかりと捕える練習をすることが、大切だと思いますが、徐々に早いボールに対するタイミングの取り方も練習させていきたいと思います。選手のスイングが大分できてきたので大会前はマシンのボールを打たせていましたので、スピードボールに対しても振り遅れ気味ではありますが、5年生もしっかりとスイングしていましたので、今の段階では、上出来だったように思います。

 冬の間は、ゴロ取りやトスバッティング等、基礎練習ばかりしていましたが、そろそろ試合を想定した練習を積極的に取り入れていく時期になってきました。特にバッティングでは、足を絡めた攻撃ができるようにチーム内での連携をも含めて全員で点を取りに行く攻撃の練習を多くしていきたいと考えています。

 今年は、投手の頑張りに打撃で応えられるようなチームになってくれればと思っています。点を取られたら簡単にあきらめずに点を取りに行くようなチームを目指して指導していきたいと思います。


川崎市春季大会の振り返り③(守備力)2012年04月11日 21:36

 この冬の練習では、守備を中心に練習をしてきました。特に、基礎となるゆるいゴロ取りを繰り返し行い、ゴロを取るタイミングを体で覚えさせることを意識させました。

 この大会でどのくらい実践できるか心配でしたが、この大会からサードを守る5年生は1週間前から急遽サードを練習させての試合でした。3試合を見てみるとサードは、経験がないので動きがよくわからないところはあるものの日頃の練習どおりゴロを取ることができたように思います。今後は、実戦形式での練習を増やし動きを教えていかなければなりません。また、ショートの6年生は、心配していた通り、腰が高くトンネルを2つもしてしまいました。

 内野手は全体に守備の構えが高く、ゴロ取りの練習とは違い、股割をせずにゴロ取りをしているので、自然と腰高になっているように感じました。守備の上手な選手は、予測と準備が出来ているからこそ難しい打球を難なく処理することができるのです。選手達には、何度となく指導してきましたが、試合になると実践できていない選手が見受けられました。

 外野手は、フライの処理がまだまだでした。緊張もあるのか打球が飛んでくると早くからグラブを構えて待っているので体が動けなく練ってしまって、グラブに当てながらエラーしてしまうケースも散見されました。また、内野フライも前日に大分練習したのですが、積極的にフライを取りにいかないのであと一歩が足らずにエラーしてしまいます。投手が頑張っているので、野手が足を引っ張らないようにしなければ、どこのチームと試合しても勝てないのです。

 試合を通じて感じたことは、これまでの練習で、選手は間違いなく成長しています。今回の試合で分かった課題や問題点をこれからの練習で補正していきたいと思います。投手が、頑張って投げています、バックが足を引っ張らずにもり立てていけるようなチームになってくれればと思っています。

 まだまだの守備力ですが、今後も焦らずに基礎練習を繰り返しながら実戦を意識した練習を増やしていき、次回の大会では、更に上位を目指していきます。